自分が好きなこと・趣味を活かせて人のためになる仕事です!'s Teache Voice rr准教授 丁子 雄希根拠に基づく「個」への効果検証デザイン作業療法では、一人ひとりに合った効果的なリハビリを行うことが大切です。そのためには、実際にどのような方法が効果的なのかを確かめる研究が必要になります。最近では「シングルケースデザイン(SCD)」という手法が注目されており、私たちはこの方法を使って、作業療法の効果を詳しく調べています。この研究の成果は、世界的に権威のある作業療法の専門誌(American Journal of Occupational Therapy)にも掲載され、高く評価されています。准教授 丁子 雄希その人の大切な「作業(Occupation)」を叶える作業療法士(Occupational Therapist)「作業」には様々な意味があり、その中でも、作業療法士は“Occupational(専念すること、従事しること)”を支援します。すなわち、仕事や家事など、その人にとって大切な役割を支援する仕事です。臨床時代、自動車の運転を再開することができなければ自宅に退院することが叶わない対象者を担当したことがありました。その際は、医学的知見を用いながら自動車運転再開プログラムを実施し、無事に自宅退院することができました。別の方は、酸素ボンベを携帯しながら、趣味である釣りができるように関わったこともあります。このように、作業療法士は、医学的知見に基づきながら、その人にとって大切な「作業(Occupational)」を支援することのできる素敵な職業です。助教 知名 規人Niigata University of Rehabilitation | 22高大連携校との間で、園芸を通して連携活動を行っています。村上桜ケ丘高校から、花壇づくりを通して園芸の基本的な要素の説明を受け、実際に体験します。新潟リハビリテーション大学からは、その説明に対して作業療法としての意義についての考察を行い、園芸について多面的な理解を深めます。2023年から国の助成金(科学研究費助成事業)を受け、村上市役所のご協力のもと村上市全域の小学1年生を対象に、箸の持ち方の実態調査を行なっています。また、伝統的な箸の持ち方を支援する箸や、評価方法(アプリ)の開発にも尽力しています。この研究成果は、国際誌に掲載され、世界中に公表しています。本学では、多様な文化を尊重し、他国からの留学生を温かく迎え入れています。専門スタッフによる学習・生活サポートなど、安心して学べる環境を整えるとともに、学科教員による1on1の日本語学習サポートを定期的に実施することで、大学生活に円滑に順応するためのきめ細やかな個別支援を行っています。これらの支援活動を通じて、日本人学生と留学生双方の異文化理解を深める場を提供しています。村上堆朱協同組合の協力を得て、村上木彫堆朱を体験します。体験を通じて地域における伝統工芸の持つ意味、伝統工芸の作業療法への応用について考えます。ひとがその人らしい生活を送っていくためには、身体機能とともに精神機能の働きが必要とされます。精神障害をもつことにより低下した精神機能の回復に、作業活動が治療、指導、支援の手段として用いられます。例えば皮革細工で作品を作る過程のなかにも、知覚機能、思考機能、高次認知機能のような、ひとの精神機能が用いられます。作業療法士は、対象者の目標に合った作業活動を提供して、精神機能のリハビリテーションを支援しています。歳を重ねるということは、“何かを失う”ことでもあります。体力や身体機能だけでなく。社会とのつながりや生きがいを失ってしまう恐れがあります。作業療法士は、高齢者が仕事や役割を持って「その人らしく」生きるために寄り添います。その一環として、さまざまな福祉機器を選定することも大切な支援のひとつです。たとえば「体力が低下したけれど、畑仕事を続けたい」と願う高齢者へ向けて、農作業の負担軽減を目的としたアシストスーツを提案することもその一例です。(写真は体験授業の様子です)。このように高齢者の「生きがいづくり」を通じて、社会に貢献できることも作業療法士の魅力のひとつです。作業療法士は、対人支援職です。対人支援を円滑に行うためには、社会人としての振る舞い、人とのコミュニケーション、対象者に対する作業療法士としての評価・支援が重要です。作業療法学専攻では、1年次の施設見学、2年次の見学実習、3年次の評価実習・地域実習、4年次の2回の総合臨床実習を通して、作業療法士としての基礎を臨床実習施設と協力しながら作り上げていきます。園芸を活用した高大連携校との取り組み児童の箸育プロジェクト多文化が交流する、活気ある学びの場へ地域伝統工芸の教育への活用リハビリテーションへの活用作業活動の精神障害高齢者支援の取り組み臨床教育への取り組み's Teache Voice
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