Teache 's Voice■寛骨前後傾角度と腰痛症との関係性 ~心理的要因を含めた検討~■踵上げ練習による転倒リスク減少の可能性 ~足把持力トレーニングがバランス能力に与える影響について~■下肢への鍼刺激が運動機能に及ぼす影響について■電気刺激による姿勢改善効果の検討 ―いわゆる肩凝り症状を対象としてー■半側空間無視患者の歩行開始時における非麻痺側下肢筋活動■足関節底屈可動域と股関節屈曲筋力の関係性―転倒予防との関連■台からの片足起立検査および30秒間椅子からの起立反復検査に■重度脳性麻痺児の日常生活活動の経時的変化と特徴■反復握力持久力は肘関節屈曲・伸展筋持久力、修正CS-30と関連す■膝内側半月板の内側変位による大腿骨内側顆の軟骨減少、骨棘とYUUKI CHOJI主な研究テーマ(修了生)影響する要因の検討るか? -信頼性、バイタルサイン、主観的運動強度の検討を前提として-■コロナ禍におけるオンライン授業と受講学生の腰痛状況の関係■若年腰痛者の身体機能に関する検討 -体幹筋力、バランス機能に着目して-■原法の両脚および片脚による30秒椅子立ち上がりテストと身体機能の関係の関連 -超音波診断装置を用いた検証- 運動機能科学コースにおける作業療法的視点リハビリテーション専門職は、人々の生活を支援するためにクライエントに寄り添う姿勢と、生活動作を科学的に分析する視点が求められます。運動機能科学コースでは、クライエントの生活を阻害する因子について、機能や動作レベルから客観的に捉えたり、効果的な支援方法の開発に着手していきます。特に、理学療法では、起きる、立つ、走るといった基本的動作能力を中心に支援するのに対し、私の専門とする作業療法では,セルフケア(食事、整容、更衣、入浴、排泄)、余暇、仕事といった日常生活活動全般に対して支援を行います。私はこれまで、脳卒中患者の食事や更衣、運転再開支援を中心とした研究を行ってきました。現在は、人々のQOLの向上に直結するといわれる箸操作支援についての研究を行っています。具体的には、障害により利き手交換が必要になった方への箸操作訓練、子供の箸の持ち方を支援する自助具箸やアプリケーションの開発などです。本コースを受講された皆様には、臨床現場で感じた疑問を解決するための手段や方法を身に付けてもらい、エビデンスに基づく実践を遂行できるように支援していきたいと思います。本当にクライエントに対して良いことをしたいと思っている方は、本学で生活動作を科学的に分析する視点について学びを深めてみませんか?准教授 丁子 雄希Niigata University of Rehabilitation | 10r04
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