学校法人北都健勝学園
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Niigata University of Rehabilitation | 26魅力03新潟リハビリテーション大学では、地元の老人クラブなど地域の組織等との連携や海外提携を進め、高齢過疎化が進む本地域における住民の健康の維持向上に繋がるような介護予防の実践研究と社会貢献を積極的に推進しています。特色ある全学一体の研究と地域連携・海外提携 「地域高齢者の日常生活機能を向上させるプロジェクト」が文部科学省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に採択され、2015~2017年度の3年計画で研究を実施しました。研究の一環として、「転ばぬ筋力アップ教室」や「食べる力をつける教室」を定期的に開催し、参加者の身体・認知・摂食嚥下機能の向上に寄与しました。同事業が終わった2018年度以降も教室は開催を続け、地域高齢者の健康のさらなる向上を図るとともに、教室におけるプログラムの有効性の検証等に関する研究を引き続き行っていきます。 教室の運営に際しては、実践的な介護予防・地域リハビリの経験ができる場として、正規の授業以外で、学生の自発的な協力も募っています。これまで多くの学生が、地元高齢者との触れ合いの中で、本学ならではの貴重な体験をしています。地域高齢者の日常生活機能を向上させるプロジェクト村上市との包括連携協定(2015年7月30日)山東医学高等専科学校長春人文学院上海中医葯大学台湾中国医薬大学キャンサーロップ社(韓国)からCOVID検査キットの寄付新潟県立村上桜ケ丘高等学校と高大連携事業の協定(2016年10月24日)新発田中央高等学校と高大連携事業の協定(2016年7月22日)関川村との包括連携協定(2016年3月22日)粟島浦村と北都健勝学園との包括連携協定(2015年12月2日)岩船商工業会との包括連携協定(2015年9月25日)プロジェクト地域連携海外提携 食べる力をつける教室は、1クール10回(毎週1回)の構成で、年に2クールずつ開催しています。参加者には、教室のみならず家庭でも食べる力を向上させるためのトレーニングを実施させ日誌に記録させています。初回と最終回には、さまざまな機能測定を実施し、最終回後のフォローアップ教室では、トレーニング効果について、フィードバックと解説を行っています。食べる力をつける教室 2011年より村上支部老人クラブ連合会と協力して、健康な地域高齢者を対象に転倒予防と認知症予防を目的とした「転ばぬ筋力アップ教室」を本学体育館にて開催しています。健康寿命を延伸させるための予防方法について身近に学ぶことができ、さらに定期的に実施している体力測定では学生が実際にスタッフとして参加することで、介護予防に必要な測定方法を実践しながら学ぶことができます。転ばぬ筋力アップ教室"医療に国境なし"イ・キョンスク(前海外事業担当副社長)

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