学校法人北都健勝学園
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Niigata University of Rehabilitation | 20心と身体の知識を持つ本物のセラピストを目指す!アニマルセラピーは、賛否はあるもののセラピー犬など有名ですが、以前は粟島浦村でホースセラピーも行われていました。イルカセラピーなどの研修の道もあります。本学では、ドッグセラピストの講義を受ける事ができます。アニマルセラピー公認心理師を目指す学生は県内大学で唯一、新潟県警察本部で実習を行うことができ、犯罪被害者が抱える様々な問題やその方々への支援方法を学ぶことができます。加えて、少年課の少年サポートセンターや民間団体であるにいがた被害者支援センターでの支援についても学ぶことができ、貴重な経験になること間違いなしです。1.犯罪被害者支援研修リハビリテーション心理学専攻の教員がセンター長として学習センター[ここつえ]を運営しています。[ここつえ]は、学生の皆様が安心できる居場所であり、学習面、心理面、生活面を全力でサポートします。また、人と人とをつなげるサポートも行っていますので、[ここつえ]を利用することで、充実した大学生活になることでしょう。2.ここつえでの支援(心理学専攻(専門家)の教員が支援を行っている)公認心理師を目指す学生は、新潟リハビリテーションクリニックで実習を行います。学部では、精神科医による診療やスタッフによる心理面接・心理検査を見学することができ、大学院生になると実際に患者様(クライエント)を担当し、心理面接や心理検査を実施していくことになります。臨床の基礎をクリニックでしっかり身につけていきます。3.クリニックでの心理カウンセリング呼吸リハビリテーションと心理学Teacher's Voice呼吸リハビリテーションは慢性閉塞性肺疾患をはじめとした呼吸器疾患等により低下した呼吸機能や身体機能の回復、維持を目指し、患者さんが社会生活を送れるように支援する医療です。呼吸機能が低下すると活動が制限されます。活動が制限されると身体の健康に加えてうつ傾向が高まるなど心の健康にも影響があり、呼吸機能の低下は心身の健康にとっての悪循環を形成します。呼吸機能の低下により心身の不調を来している患者さんの支援には心理学で学ぶ知識が役に立ちます。また、リハビリの継続には患者さんの特性に合ったリハビリ計画を立てることが肝要です。特性の把握の際に種々の心理検査を用いるので、リハビリの場で心理アセスメントを実践しています。副専攻長 中川 明仁人はなぜ化粧をするのでしょうか。時代や環境、年齢によってその意味は変わってきます。特に高齢者の化粧行為は、心身機能やQOL(生活の質)の維持向上を目的とした化粧療法として注目されています。気持ちが前向きになるのはもちろんのこと、脳や身体、口腔ケアにも影響があるとされる化粧療法を実際に体験しながら、「人に寄り添う」ことを考えていきます。化粧と心理学ここつえ副センター長 長谷川 千種日本は芸術療法のメッカです。その芸術療法を本当に治療の役に立たせるにはどうしたらよいかを知る為には、基礎的な医学の知識が不可欠です。その治療法を用いても良いのかを判断出来る能力は最も大切な事であり、文化系の心理学科では学ぶ事が難しいのです。本校では臨床現場での体験も含め、日本の芸術療法の素晴らしさを学んで頂くこともできます。本物のセラピストを育成する事が、本校の真の目的です。日本の文化と芸術療法教授 的場 巳知子非常に複雑で、目に見えず形もない人のこころは、どのように理解すればよいのでしょうか。また、危機に陥った場合にはどのように援助すればよいのでしょうか。臨床心理学はこうした疑問に答えられるよう、人のこころの仕組みや支援方法を体系的に教えてくれます。本学では現場で長く経験を積んだ教員から学べるため、実践的な理解が得られます。人のこころは扱いづらいからこそ、その支援に魅力があることを知れるでしょう。臨床心理学助教 和田 剛宗発達心理学では、幼いお子様から高齢者の方々までの心理について学ぶことができます。発達上にみられる虐待、不登校、ひきこもり、育児ストレス、対象喪失等様々な社会問題を取り上げ、発達心理学的視点から解説を行います。また、それらの問題に有効な心理的支援についてもご紹介いたします。生涯発達心理学視点講師 西村 信子

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