学校法人北都健勝学園
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自分が好きなこと・趣味を活かせて人のためになる仕事です!クライエント中心の実践と作業療法Teacher's Voice作業療法士は患者さんの作業を支援するスペシャリストです。作業とは、「その人らしい 生活」という意味をもちます。そのため、作業療法士は、患者さんに一方的に医療を提供するのではなく、患者さんの真のニーズを引き出しながら生活に密着した支援を行える魅力があります。具体的には、クライエント中心の実践というアプローチ方法があり、患者さんの真のニーズを引き出す方法や、目標設定の方法、患者さんと協業しながらの生活支援方法などについて学んでいきます。作業療法を学ぶことは、患者さんのためにもなりますが、自身の生活を充実させることにも繋がります。人は作業をすることで元気になれる。あなたも私たちと一緒に作業療法士を目指しませんか?准教授 丁子 雄希デイケアと作業療法士Teacher's Voiceデイケアは外来治療施設の1つで、多職種から構成されています。利用者はそこで、色々な活動を通して、他者と過ごすことへの安心感、対人交流のスキル、物事の段取りを付けながら進めること、自分自身や障害、疾患についての理解を深めます。作業療法士は活動を通して、その人らしい生活を送れるように支援していきます。世界は驚異に満ちているThe Sense of Wonder色々なことと出会い、感動して下さい!専攻長 長谷川 裕作業療法士は、身体機能へのアプローチとともに、精神機能(認知機能含む)へのアプローチも専門性を発揮できる領域です。新潟リハビリテーション大学では、認知症カフェ「リハ大オレンジカフェ」を、2017年6月より作業療法学専攻の教員により開催してきました。認知症カフェの意義としては、高齢者の方の外出の機会になり、閉じこもり防止や人との交流する機会、認知症カフェでの活動に参加することによる認知症予防の効果、認知症に関する情報交換の場になることなどが挙げられます。新潟リハビリテーション大学では、こうした地域に開かれた活動を通して、実践的な学習を行う事ができます。2.リハ大オレンジカフェ活動認知症サポーター養成講座は、地域住民の方に認知症について理解していただき、認知症の当事者や家族の方のサポーターを養成する意義があります。そのため、多くの認知症サポーターを養成することを厚生労働省が推し進めています。新潟リハビリテーション大学では、作業療法学専攻の教員が中心となり本学の学生が参加して、村上市の全地域の市民の方に参加して頂いて実施しています。1.認知症サポーター養成講座地域活動を通じた実践研修みなさん、唐突ですが質問です!靴下は立ってはいていますか?足の爪切りしんどくないですか?私は三次元動作分析システムや三軸加速度計という機器を用いて、人間の日常生活にまつわる様々な動作を数量的に解析する、という研究をしています。授業としては「日常生活適応学」、「中枢神経疾患作業療法治療学」、そして「運動学」といった科目を担当します。おもしろく、分かりやすく、和気藹々とした雰囲気の授業づくりを心がけています。春の桜の咲くころに、皆さんとお会いできることを楽しみにしていますね!まだ見ぬ未来の作業療法士さんへ助教 柳澤 博骨折や変形性関節症、関節リウマチ等の疾患を有する方に対し作業療法を実施します。疾患の特徴に合わせた支援を行うことはもちろんのこと、最近は3Dプリンターで製作した自助具を用いて日常生活の支援を行うこともあります。本学では座学や実技演習、ディスカッションを通して、より良い支援方法を学びます。整形外科と作業療法助教 知名 規人多様な教育的ニーズがある特別支援教育において、作業療法の専門性がより求められるようになってきています。さまざまな障がいをもつ児童生徒の「学ぶ力」・「生活する力」・「生きる力」を育むために、心身機能のみならず、心理社会的な要因にもアプローチする作業療法士の“教育”の現場で果たす意義と役割は大きく、米国をはじめとした諸外国のように、わが国における教育現場での作業療法士の更なる活躍が期待されています。特別支援学校と作業療法Niigata University of Rehabilitation | 18講師 森本 千恵

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