学校法人北都健勝学園
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魅力01本学は村上市をはじめ、関川村、粟島浦村と包括連携協定を締結し、保健医療や福祉の分野をはじめ、教育・文化、人材育成などの分野で幅広い地域貢献を展開しています。教員、学生が地域の良さを発見し、魅力を発信するさまざまな活動に協働で取り組み、地域活性化に尽力しています。 地域を学び、地域で学ぶ村上市内の小学生を対象に、障がい者の立場とリハビリテーションの役割を理解することを目的とした体験授業を実施しています。小学生の多くは健康で不自由なく過ごすことが当たり前ですが、障がい者の体験を実施することでその方たちの立場になって考える機会を持つことはとても貴重です。成長していくうえで障がい者に寄り添うことができるようになるきっかけとなればと思い学生とともに実践しています。村上桜ヶ丘高等学校・新発田中央高等学校との高大連携事業協定により、大学教員による模擬講義や部活動へのサポートを実施しています。また、村上市内の高等学校を中心に少子高齢化をテーマに、地域課題とその解決策について本学学生とディスカッションを行う場を設けています。地域の活性化に向けて、高校生と本学学生が一緒に検討していくことはお互いによい刺激となっています。2011年から老人クラブの会員を中心に転倒・認知症予防を目的とした「転ばぬ筋力アップ教室」を本学体育館で継続して実施しています。また2016年から口腔・嚥下機能の向上を目的とした「食べる力をつける教室」を開催し、学内にて地域高齢者に対する介護予防を包括的に実践しています。その他、ペタンク大会の合同開催や研修会講師などさまざまな取り組みを通して地域高齢者と教員・学生との交流を深めることを実践しています。オレンジカフェとは「認知症カフェ」と呼ばれるものであり、認知症の方やそのご家族の方、地域の方々がお茶やコーヒーを飲みながら気軽に情報交換できる場所です。超高齢化社会において認知症の方はますます増えることが予測されており、地域での取り組みが必要とされます。本学では月1回の頻度で開催し、ご本人やご家族が参加され情報交換が行われている場に学生もサポーターとして参加しています。リハ大×小学校リハ大×高校リハ大×村上支部老人クラブ連合会リハ大×オレンジカフェ2015年に包括連携協定を締結して以降、地域住民に対する転倒予防や肺炎予防などの介護予防講演会や、いきいき県民カレッジとして陶芸教室・革細工教室などを開催しています。また、地域包括支援センター主催の介護予防教室への参加や、地域包括ケアシステムに必要とされる生活支援協議体の委員、村上市総合計画(総合戦略)会議の委員として教員が参加するなど、市民の健康に関する取り組みを中心に村上市と連携して実施しています。地域包括連携協定により、地域で求められる課題解決や活性化に向けた取り組みを実施しています。関川村では2015年から介護予防普及事業の一環である転倒予防を目的とした「健脚うんどう日」を地域包括支援センターと連携して実施し、2016年からは認知症予防も取り入れた「健脚・健脳うんどう日」として現在まで継続して実施しています。また粟島浦村では地域住民の健康増進のための運動指導の取り組みを実施しています。毎年7月7日に開催される「村上大祭」は新潟県三大祭りの一つであり、2018年には国の重要無形民俗文化財に指定されました。19台の「おしゃぎり」という高さ5Mを超える山車(だし)を昼夜問わず曳き廻す様子はとても圧巻です。本学学生は、村上大祭が開催されるきっかけとなった「西奈彌羽黒神社」のボランティアを行うことで、由緒ある村上の歴史に触れながら、地域住民との交流を深めることができます。毎年9月に開催される「村上・笹川流れ国際トライアスロン大会」は、海外や国内各地から多くのトライアスリートが出場する日本でも屈指の国際大会です。本学の学生は、選手の受付やエイド(給水サポート)等、ゴールした選手に対するアイシングやストレッチなどのケアをボランティアとしてサポートしています。過酷なレースを終えた選手のケアの現場を実際に体験できるとても貴重な機会となっています。リハ大×村上市リハ大×関川村・粟島浦村リハ大×村上大祭リハ大×トライアスロン村上市関川村粟島浦村地域連携Niigata University of Rehabilitation | 24

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