学校法人北都健勝学園
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Niigata University of Rehabilitation | 16小児の理学療法Teacher's Voice障害をもって生まれてきた赤ちゃん、事故や病気で成長の途中で障害を受けた子どもたちも一生懸命に生きています。上手に座れること、歩けること、皆と一緒に遊べること、保育園や学校に通えるようになることを目指して支援していくのが、小児の理学療法の仕事です。主に運動発達という領域を勉強し、一人ひとりの障害に合わせた治療・改善技術を習得して子どもの成長・発達を促します。個別指導やグループ指導などがあります。副学長・教授 押木 利英子疾病予防から健康増進まで、地域で活躍できる理学療法士を育成します。学びの特色1地域で活躍できる理学療法士の育成学びの特色2エキスパートが教える独特なプログラム子どもから高齢者まで、スポーツを通じて様々な活動レベルで身体を動かすことは、健康の維持・増進に役立ちます。また、スポーツで使う用具を身体の動きに応じて工夫したり、ルールを少し変えたりすれば、より多くの人が一緒に楽しむことができます。スポーツは人と人を繋げるツールの1つです。そこに理学療法のエッセンスを加え、人の身体の動きについて深く知るとともに、様々な人がスポーツを楽しむことができる社会になるよう貢献したい…という思いから、学生たちと日々楽しく論じ、共に学んでいます。スポーツ障害と理学療法小さい大学だからこそできるフェイスtoフェイスの学び。明日の地域医療を支える理学療法士を目指す!准教授 粟生田 博子介護施設では、通所リハビリテーションや訪問リハビリテーションのほか、介護老人保健施設等に入所している方を対象に理学療法を行っています。身体機能の回復を目指すだけではなく、実際の生活の場において、対象者の日常生活に直結した関わりが大切になります。対象者は高齢の方が多く、複数の疾患を併せ持った症例が多いのも特徴です。また、ケアマネージャーを通して多くの専門職と連携しながら対象者の生活を支えています。介護施設での理学療法助教 長島 裕子脳卒中や骨折、認知症、がん、透析、網膜症、下肢の切断といった疾患と糖尿病には深い関係があります。糖尿病を理解することによって、さまざまな疾患に対応できる理学療法を目指しています。糖尿病と理学療法講師 木村 和樹“腰痛”は国際的にも非常に罹患率の高い症状であり、QOLや社会経済活動にも大きく影響を及ぼします。その発生や増悪は様々な要因によって引き起こされ、複雑化しています。脊椎を中心とした運動器の要因,精神・心理的な要因、神経学的な要因と実に様々です。腰痛で苦しむ方々に最も効果的な理学療法を提供できるよう、最新の知見を駆使して多くのディスカッションを通して学修していきます。腰痛疾患のリハビリテーション講師 北村 拓也障がいが残り不自由な生活を送る人が、少しでもより良い生活を送るためには、車いす、杖、装具や食事支援機器など様々な生活支援機器が必要となります。リハビリテーション工学は身体的特徴や動作工学、生活支援機器の構造を深く理解し、工夫、創作する学問です。工学の技術により、ロボット工学やIT技術、メカトロニクスなど様々な技術進歩を理学療法に取り入れ還元することで多くの方々の生活を支えることができます。工学と理学療法講師 星野 浩通地域理学療法というのは「高齢者や障がいのある方々、またはその家族が、住み慣れたところで一生安全にその人らしく生き生きと生活できるように支援すること」です。地域で働く理学療法士は、立ち座りや歩行といった生活動作を自立して行えるように支援するだけではなく、介護予防教室や地域の集まりなどの地域活動にも積極的に関わっています。これからも高齢化により在宅で生活する高齢者や障がいのある方々は増えてくることが考えられます。そのため地域理学療法は今後さらに活躍の場が広がる分野でしょう。地域理学療法助教 若菜 翔哉

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